里の力也(さとのちからなり)にはいくつか肩書きがあります。
1. 喫茶イベント「里の力也」
2. ボードゲーム喫茶「里の力也」
3. あそべる喫茶「里の力也」
これらの肩書きは適当な主催者が増やした・・・訳ではなく、
それぞれ意図があり、里の力也そのものに対する思いでもあります。
今回は一番古くから使用しており里の力也の考え方そのものを示す表現でもある、
【喫茶イベント「里の力也」】
についてご説明させて頂きます。
◆喫茶イベント?
簡単に言えば
『この場所を使ってお店をやって人を集めたり物を作ったり出来る場にしよう』
という考え方です。
お菓子屋さんをやってみたい、うどん屋をやってみたい、木工品を売ってみたい。
何かを作って売ってみたいと思ったことはありませんか?
ですが..
道具は?設備は?売る場所は?それを揃える資金は?
ノウハウは?法律は?許可は?それを調べる時間は?
...などと考える内に多くの夢の始まりは「今はその時ではない」で終わります。
これらの課題が最初から解決してる場所を共有することは不可能なのか。
何より自分たちがそういう場所が欲しい。
ということは土居地区に住む、またはこれから住まう方の中で同じ考えを持つ方が現れるのではないか、と考えました。
また、土居地区の高齢化率は既に50%を超えており、だれかが店を出す事自体は素晴らしい事ではありますが、10年後に自分たちがここに住み続けられる町であり続ける為にはいわゆる雇用形態だけではない自身で稼ぐ力が求められる事は明白でした。
なので誰かが行う喫茶"店"に対して地域内外の方がゲストとして訪れる場ではなく、
地域の方がホスト側のひとりとして参加出来る喫茶"イベント"という言葉を使用しました。
◆そもそもなんで始まった?
里の力也は遊休施設であった城川町窪野の「ふるさと交流館」という市の施設を時間貸しで使わせてもらっています。
遊休施設とはいっても地域による会議や敬老会、行政による選挙等での利用があり、2019年当時までは年間20日程度使用されていました。 また、地域づくりに関わる行事として年間3日程度が使用されていました。 ですが、里の力也が始まる前の行事のひとつが「飲食店営業許可」の申請が必要だと指摘され、保健所の方の説明によれば「1日の許可取得」でも「5年の許可取得」でも同一の費用と書類が必要でした。
ただし、「5年の許可取得」の場合は「月4日以上の営業」が条件だったのです。
土居公民館および土居地区地域づくり団体である「土居ふるさと創生会」との相談の末、当時、城川町土居地区の地域おこし協力隊であった主催者がまずはイベント参加者の切り込み隊として喫茶店を土曜日に出す事としました。 2019年6月のプレオープンから始まり、西予市の手上げ型交付金の導入と合わせ「土居プラットフォーム構築プロジェクト」として8月より正式オープンとなりました。 「土居プラットフォーム構築プロジェクト」というと仰々しいのですが、つまり 『この場所を使ってお店をやって人を集めたり物を作ったり出来る場にしよう』 という考え方です。
上記の「イベント」と思いは同じです。
◆主催者以外の出品者は?
2022年3月現在までに、喫茶イベントにご協力いただいたコンテンツです。 感謝しかありません。
■絵画提供 (土居地区出身者)
■店頭照明提供 (土居地区出身者)
■トールペイント販売 (土居地区在住者)
■手作り人形販売 (土居地区団体)
■イベント「デザイナー講義」(土居地区出身者) ■イベント「コーヒーの淹れ方講座」(喫茶コーヒー豆仕入先)
■イベント「たこ焼き食べ放題」 (土居地区在住者)
■栗羊羹、しばもち販売 (土居地区在住者) ■手作りマスク販売(土居地区在住者) ■イベント「レジン作り」(城川町在住者) ■イベント「タコスランチ」 (地域おこし協力隊コラボ)
■手作りパン販売(土居地区在住者) ■手作りアクセサリー販売(野村地区在住者)
■手作り焼き菓子販売(地域おこし協力隊コラボ) 手作りパン販売についても、月1回の初の定期的な販売ということで大変嬉しいご提案でした。 これに合わせ菓子製造業許可も取得し、喫茶で出していたサトチカプリンと栗茶シフォンの委託販売や通販を開始することとなりました。
また、主催者が地域おこし協力隊の任期満了後にも現役協力隊より申し出があり、焼き菓子の販売に利用して頂いています。
ちなみに、土居地区以外の利用者の方には年1回イベントの開催をお願いしています。
◆今回はここまで。
主催者側の話ばかりになってしまいましたが、里の力也に訪れてくださった多くのお客様のおかげでこうして今も振り返る事が出来ます。感謝感謝です。
ボードゲームについては次回!
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